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2016年6月3日金曜日

地道力で成功した美容院「EARTH」國分社長の3つの教訓


こんにちは、ヒデヨシです。


「EARTH」といえば全国にフランチャイズ展開している大手美容院の一つです。


今回、『地道力[新版]/目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!』(國分利治 著、PHP研究所)を読ませていただきました。


著者は美容院「EARTH」の株式会社アースホールディングス代表取締役であり、フランチャイズとして「EARTH」を努力と根性で経営してきたその半生がエッセイのように書かれています。





64つある教訓はやや体育会系な考えに偏っていますが、どれも心に響く、「ああ、俺も足りてないな」と思わされるものばかりで、自分の未熟さを痛感させられます。


今回は本書より、著者が粉骨砕身で働いた20代で培ったの3つの教訓たとえ話をご紹介します。



01:読書はターボエンジン改造


自分の成長を加速させてくれるのが本なのです。車で言えば、エンジンをターボ仕様に変えてくれるのが読書なのです。(P.54)


マイクロソフトのビル・ゲイツや、投資家のウォーレン・バフェットなど、成功している人たちは皆決まって読書家です。著者も読書の大切さを語っています。


偉大な創業者の著作がありがたいのは、成功に至る過程があまさず書いてあること。そのプロセスには、必ず二、三回の大きな失敗、挫折経験が含まれています。これを読むことで、いかに挫折と向き合い、それを契機にして成功に至かを追体験することができるのです。(P.56)


相手の立場に立って思考することは、たとえ話をつくる上でも有用です。相手の気持ちを追体験し、共感し、伝わりやすいコトバを伝えることができます。


読書を通して歴史的偉人の気持ちを、千数百円で追体験できることは非常にお得ですし人生に活かすことができます。是非読書の習慣を身につけましょう。



02:時間は未来の銀行に預けてしまう


時間は私たちにあたえられた平等なものの一つです。使い方一つで自分を高めることも、逆に落としてしまうこともできます。


著者は明確な目的を持っており、時間の使い方には本当にシビアでした。


“ 開店の二時間前には店に出て、掃除をしたり、開店の準備をする。店が終わってからはマンションなどにポスティング(広告)に走る。家に帰ったらカップラーメンで夕食を済ませて、午前二時までカットの練習をする。すべて勤務時間外ですから、それで給料が増えるわけではありません。(P.65-66)



著者はこれを、一日も休まず3年間ひたすら繰り返したのだそうです。



何かを犠牲にしなければ何かを得られない。「等価交換」ですが、身分も実力もお金もない著者は「時間」しか犠牲にできるものがありませんでした。


美容師を含めて、ここまで努力できる人はそう簡単には見つからないでしょう。


“ この低金利時代、お金を銀行に預けたところで、利息はたかが知れています。ならば、自分の時間を未来の銀行に預けてみてはいかがでしょうか?(P.66)


時間は本当に大切な資産です。今の時間を未来の銀行に預けて、著者のように、ただがむしゃらに働いてみることで大きな「経験」と「失敗」という資産を利息付きで得ることができます。



03:人生を「ミステリーツアー」にするな


あなたは「ミステリーツアー」に参加したことがありますか?ミステリーツアーとは、出発もしくは到着まで行き先がわからないようになっている、新鮮さ、驚きを味わえるタイプの旅行のことです。


著者は「25歳で独立する」という明確な目標を立てていました。明確に目標を設定するだけで人間の行動力は劇的に変わります。前述の努力はそのためでもありました。


ミステリーツアーは全て旅行会社が決めてくれる受動的な旅行です。明確な目的を持って能動的に動かなくては経営者として成功し得ないと著者は言います。


人生は旅行と同じです。楽しい旅行をするには、まず最初に目的地を決めなければ目的地に行けないように、将来の目標を決めなければ、楽しい人生などありはしないのです。あなたの人生は、ミステリーツアーになってはいませんか?(P.141)


自分の人生には明確な目標があるだろうか?

あったとして、行動に移せているだろうか?

妥協して、今を受け入れていないだろうか?


そんなことを考えさせられてしまいます。あなたはどうでしょうか?





まとめ

・読書の習慣をつけよう

・時間を成長できることに投資しよう


・明確な目標を持とう




以上、著者が学んだ64の教訓のうち3つを今回紹介させていただきました。


実践するなら、たとえば「1ヶ月に3冊本を読む」という目標をもつと、上の3つは達成できます。まず「本を読む」という明確な目標はできましたね。


次に、読書は「時間がない」状態から「時間をつくる」ことが必要になります。朝30分だけ早起きしてみるなど、工夫をしてみればよいでしょう。その30分が時間の投資になります。


そして継続しやすく10日で1冊読むなど、ハードルを低く設定して継続すれば、未来につながる読書習慣が身に付きますね。


最後に、全体をとおして著者が何よりも強く主張しているのは、20代や30代は休まず、地道に、がむしゃらに働いてみろ!ということ。体力と精神力が成功のためには何よりも必要なのです。


本書は是非20代のうちに読んでおきたい、そして経営者を目指す人も、やや体育会系な内容ではありますが、経営に必要なマインドを学べる一冊です。


興味のある方は是非読んでみてください。





以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。

ヒデヨシ


【たとえ話が上手くなるサイト】
PARABLE ANTENNA 


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