こんにちは、ヒデヨシです。
私は一日一冊のペースで読書をして、その内容をたとえ話と絡ませてブログでアウトプットしています。
今まで読書習慣のなかった自分にとってはかなりきついチャレンジですが何とか続いています。
しかし、問題は本の内容をあまり覚えられていないこと。
多少の速読はできるようになりました。しかし限られた時間の中、アウトプット(ブログに書く)するためのネタ探しに読んでいる感じで、読書内容のほとんどを忘れてしまっています。
“ 覚えていない、つまり「記憶」に残っていないということは、それは「知識」としてあなたの中に定着していないということ。もっといってしまえば、その読書は何の役にもたっていない、ということと同じなのです。(中略)それでは「自己成長」に結びつくはずもなく、ただの「読んだつもり」になっているだけの「自己満足読書」にすぎないのです。
(はじめに より)
そう厳しく語るのは、『読んだら忘れない読書術』(樺沢紫苑 著、サンマーク出版)の著者。今回、読書の質を高めるべく、本書の力を借りることにしました。
著者はFacebookのいいね約14万、Twitterのフォロワーは約12万、「日本で最もインターネットに詳しい精神科医」として多くのメディアで活躍している方です。
今回本書を読み進めていると、面白いたとえ話に出会いました。
「生グレープフルーツサワー読書術」
この読書術、ふざけているわけではなく、深く読書するために必要な要素を上手く表したたとえ話だったんです。
今回は、この生グレープフルーツサワー読書術のたとえ話より、読書効率化そして忘れないように読書するノウハウを学びましたので紹介します。
生グレープフルーツサワー読書術とは?
名称が面白いですが、つまりは生搾りグレープフルーツサワーを搾るように、1冊の本からできるだけ知識を「搾り取る」ことがこの読書術です。
“ 実は情報のインプットとは、生グレープフルーツサワーのスクイーズ(搾り)とよく似ています。1冊の本からどれだけの情報をスクイーズすることができるのか。このスクイーズ能力をアップさせると、1冊の本からこれまでの2倍以上の知識や気づきを得られるようになります。
つまり生搾りグレープフルーツサワーのようにスクイーズ能力を高めることで、同じ1冊の本を、同じ読書時間で読んでも、インプット量を2倍に増やすことが可能になるということです。
(P.112)
読書は「量」を読むのではなく「質」を高めることが重要だと著者はいいます。
では、どのようにすれば質の高い読書をすればよいのでしょうか。
答えは「アウトプットを前提にインプットをすること」です。
つまり、本を読んだら必ず何らかの形でアウトプットすると決めて読むのです。
アウトプットを前提にしたインプット法
アウトプットを前提にしたインプットはどのようにすればよいのでしょうか。
それは、「書評」や「感想」の記事を、SNSに投稿したりブログとして公開するなど、他の人へどのように伝えようかと考えながら読めばいいのです。
そのためには、自分が何らかの気づきや学びを得ていなければなりません。自分のためになるポイント、読者のためになるポイントを見つけながら読んでいきます。
「なるほどなぁ」といった気づきがあったらすかさずメモを取ることも忘れないようにしましょう。
誰かに伝えなくてはいけないという軽い緊張感が読書の質を高めてくれます。
アウトプットで気をつけたいこと
著者は、「感想」を書くのは当日でいいですが、「レビュー」を書くなら翌日以降にすることをすすめています。
“ 映画を見たり、本を読んだりした直後に感想を書いてシェアしようとすると「感情」に引っ張られ、客観性のある文章が書けず、あまり人の役に立つ記事にならないのです。(中略)「レビュー」とは、自分のためのものでもありますが、「他の人に読んでもらう」ことを前提に書くわけですから、「客観性」や「論理性」が必要になります。
(P.115)
「他の人に読んでもらう」。この前提があるからには、読みやすい文章を書くことが求められます。
「客観的」な視点からどういう理由で面白かった、もしくはつまらなかったのか、それを「論理的」にわかりやすく相手に伝えなければなりません。
ブログもそうですが、アウトプットすることは想像以上に難しいことです。
慣れていない人にとってはかなり大変かもしれませんが、それを積み重ねることで読書の質が高まります。
アウトプットは人のためにもなります
また、SNSで自分の意見を発信するとそれを読んだ人が様々な反応をしてくれます。「あなたの書評を読んでこの本を買いました!」なんて言ってもらえたらすごく嬉しいですよね。
生グレープフルールサワー読書術は単に自分のためだけではなく、人の役にも立つ読書術です。
まずは身近な人に伝える感覚で生グレープフルーツサワー読書術を実践してみましょう。
「生グレープフルーツサワー読書術」手順まとめです
- SNS、ブログで公開すると決意する
- 「気づき」があった部分をメモする(ページ数も)
- 感想を書くなら当日書く
- レビューを書くなら翌日以降にする
- 「客観的」で「論理的」にレビューを書く
- SNS、ブログの記事として公開する
まとめ
・質の高い読書法は「生(搾り)グレープフルーツサワー」でたとえよう
・アウトプットを前提にインプット(読書)しよう
・人のためにもなるので積極的にアウトプットしよう
実のところ私も「生グレープフルーツサワー読書法」をたとえ話が上手くなるブログで実践していたようです。
これからはもっと読書の質を高めて、ブログ記事も読みやすくためになるものを目指しますので、是非またご訪問ください!
本書はこの読書法の他にも
- 目的地を把握する「パラパラ読書術」
- 10年経っても忘れない「記憶に残る読書術」
- 本当に重要だと思うところを見つける「3行読書術」
- 今の自分のステージに合った本を読む「守破離読書術」
- 自分にとって少し難しいくらいがちょうどいい「ギリギリ読書術」
などなど、様々な読書術が紹介されています。どれも簡単にできて実用的ですので、読んでみてぜひ楽しい読書、読んだら忘れない読書を身につけましょう。
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
Photo by liz west, mkhmarketing/flickr
【たとえ話が上手くなるサイト】
PARABLE ANTENNA
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