「わがままな」がきんちょっていますよねー。
「これやるー!これやるー!今やりたいー!」
「やーだー!買って!これ買って!欲しいのー!」
「ねえ遊ぼ!ねえ!これで遊ぼうよ!ねえったらー!」
欲望の塊、略して、やっかいならぬ「欲塊(よっかい)」な、がきんちょたち。
そして、大人になるにつれてこの「欲塊」はなくなっていき、わがままを言わない「えらい子」に成長していきます。そして私たちと同じように受験をし、同じように就職をし、同じような大人になっていきます。
やりたいことが消え、個性が消え、やりたいことがあってもわがままを言わない「えらい大人」のできあがりです。
あれ・・・なぜか物寂しさを感じませんか?
ここで、今のあなたに質問させてください。
今のあなたは、「欲塊」になり、自分を満たす行動をしていますか?
それとも「欲塊」になりたくても、自分の心にフタをしていますか?
夢や願望を実現させたいなら「わがままな」子どものようになろう、そう語るのは『「つまらない」』がなくなる本』(鶴田豊和 著、フォレスト出版)の著者です。
本書は行動心理コンサルタントとして1万人以上の悩みを解決してきた著者が、「つまらない」という感情とどのように向き合いどのように解決すれば良いのか、具体的なノウハウを数多く書き記した一冊です。
そんな本書の第5章「「毎日がつまらない」を手放す12の秘訣」には、子ども心を取り戻して願望達成させるためのノウハウが書かれていました。
“ 幼い子どもは願望実現の達人です。なぜそう言い切れるのか?子どもは好きなこと、やりたいことをわかっているからです。(中略)とにかくいろんなことをやるわけです。その瞬間は、目の前のことだけに夢中になっています。まさに我を忘れている状態です。(P.118)
私たち大人は「欲塊」である子どもたちから多くを学ぶことができます。
今回は本書より、子どものようになる、すなわち子ども心を取り戻すことで手に入る、夢や願望を実現させる3つの強みを紹介します。
01:やりたいことはすぐやる
“ 子どもは、好きなこと、やりたいことをすぐに実行します。「これやりたい」と思ったらすぐにやりますし、「これやりたい」と親に主張してきます。(P.119)
やりたかったら考える前にすぐ行動に移す。
これが、わがままな子どもの強みです。
大人はまずその行動ができるかどうかを考えてしまいます。
そして多くの場合、時間がないから、お金がないから、周囲の目が気になるから、失敗したくないから、などの理由をつくって結局行動できずに終わります。
それではせっかくのチャンスを逃してしまいます。
わがままな子どもように、好奇心に正直になり、すぐやってみる行動力を見習いましょう。
02:決してあきらめずに食い下がる
“ 子どもは親から要求を断られてもめげません。「ダメ」と言われてから、本領を発揮します。(P.119-120)
そう簡単にはあきらめません。
これが、わがままな子どもの強みです。
子どもは強い願望があるとき、その場に居座ったり、泣きわめいたりしてそう簡単にはあきらめようとしません。行動に対する執着心がものすごい大きいのです。
大人の多くは新しいことをやろうとしたとき、誰かに拒絶されたり、うまくいかなかったらすぐにあきらめてしまいます。失敗が怖いのです。
もし大人に子どものようなあきらめの悪さがあったら、何でも実現できるでしょう。
わがままな子どものように、チャレンジ精神をもってあきらめずに結果が出るまで続けてみましょう。
03:楽しさを創るアイデア力がある
“ 子どもはちょっとした遊び、どうでもいい、くだらない遊びをいくらでも思いついてきて提案してきます。(中略)子どもは、ちょっとしたことをとにかく楽しもうとします。子どもは物事を楽しむ工夫を見つける天才なのです。(P.122)
そこに楽しさが無ければ創り出す。
これが、わがままな子どもの強みです。
子どもは小石一つ、横断歩道一つ、白線一つ、ヒモ一本でもあれば新しい遊びを生み出すことができます。
既存のモノを工夫して楽しさを見出すこのアイデア力は非常に大切です。
大人になると会社などででつまらない作業をしなくてはならないときがあります。そういう時に、その限られた条件の中で面白さを見つけることができれば作業を効率化できます。何より楽しくできるのが魅力です。
新しいアイデアは既存のアイデア同士の組み合わせによって生まれます。
わがままな子どものように、限定されている条件から柔軟にアイデアをすくい上げましょう。
*
いかがでしたか。
世界にイノベーションを起こしてきた人たちは「わがままな」子どもと同じマインドで、皆やっかいな「欲塊」でした。
わがままな子どものように、すぐ行動し、あきらめず、アイデアを生み出しているのです。
これからの時代を担う子どもたちの可能性を伸ばし、大人が子どもの枠を決めつけない教育を進めたいですね。
アホな企画をしたり、人を集めて社会運動をしたり、夢を語り合ったり、子どものように無邪気な方が楽しいじゃないですか!
今一度、自分を「わがままな子どものように」たとえてみてください。
まとめ
・やりたいことはすぐやる
・決してあきらめない
・既存のアイデアから楽しさをつくる
・自分を「わがままな子ども」にたとえてみよう!
本書はこの他にも日常感じる「つまらない」を解決するノウハウを紹介してくれている学び多い一冊です。毎日同じ生活を繰り返しているマシーンになっている方は読んでみることをお薦めします。
本書の目次
第1章:「つまらない」の正体
第2章:なぜ「つまらない」と思ってしまうのか
第3章:「つまらない」にうまく対応するために
第4章:「つまらない」がなくなる生き方
第5章:「毎日がつまらない」を手放す12の秘訣
第6章:ケース別「つまらない」Q&A集
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
【たとえ話が上手くなるサイト】
PARABLE ANTENNA
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