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2016年5月9日月曜日

【転職・起業】無駄な努力をなくし、新しい価値観を得るたとえ話|努力の選び方|井上裕之|


こんにちは、ヒデヨシです。


今回紹介する話題書は『努力の選び方』(井上裕之 著、フォレスト出版)です。

無駄な努力をして「才能」と「能力」と「時間」と「お金」そして「心」を消耗している人は世の中にごまんといます。本書ではそんな自分のリソースを無駄にしている人向けに、努力を取捨選択し、本当にするべき報われる努力の選び方実践法を余すところなく紹介しています。



今回は、第3章『“自分を捨てる英断”が「吸収力」と「継続力」を高める』より、新しいチャレンジをするために、過去の自分を空っぽにして新しい心で物事に臨む心得を表したたとえ話を紹介します。



努力の基本のおさらい


こちらの記事『他人のマネをしてたとえ話を上手くしよう!|努力不要論|中野信子|』で無駄な努力をしないために、努力の基本について学びました。その基本とは

・目的を明確に設定する

・達成への戦略を立てる
・実行する

の3ステップ。がむしゃらに努力を継続してもそれは地図もコンパスも道具も持たずに何となく目的の方に進んでいるようなものです。

努力とは続けているだけでは達成できず、計画・戦略・実行を継続することで達成できるのです。まずは、自分の目的、何のためにそのゴールを目指しているのか、どのように目指すのかを振り返ってみましょう。



自分をコップにたとえて新しい価値観を得よう


著者は新しいチャレンジをしたい人に対して多くのアドバイスをしていますが、その中でいつも残念に思っていることがあります。それは、古い価値観を引きずったまま努力をしようとする人が、驚くほど多いということ。

過去の価値観をコーヒーだとしたら、その中に新しい価値観であるオレンジジュースを注いでも、混ざり合って味を楽しむことができません。1回コーヒーを捨てて、オレンジジュースを注いでやる必要があります。古い価値観を一旦捨てなければ、新しい価値観を受け入れることはできないということです。(P.92)

自分をコップにたとえたとき、新しい価値観を注ぎ込むには一旦コップの中身を空にしなくてはなりません。


先入観や今までの常識が残っている状態では、新しいものを純粋に受け入ることはできません。学習効果も薄れて努力して学んだことの吸収率が下がってしまうのです。



スポーツでもたとえて考えてみよう


今までの自分を空にして無くすなんて、それは自己喪失ではないか?と感じるかもしれません。しかしそういうことではありません。

たとえば、テニスをやめて新たに水泳を始めるようなものと考えてください。ルールは全く違います(価値観が全く違う)がテニスで培った肩の力(今までの自分)を活かすことができるかもしれません。

スポーツは違いますが、今までの自分を否定することにはなりませんよね。

このとき、「テニスをしていたときはこうじゃなかった!」と、過去の価値観に囚われてしまっては自分のスイマーとしての吸収力が下がるのは明らかです。

価値観をリセットして純粋な心で臨むというのは少し怖いかもしれませんが、新しいチャレンジと努力をするためには欠かせないのです。

転職、起業、留学など新しいチャレンジを考えている方は一度自分のコップの中身を空にして新しいものを注ぐキャパシティを増やしておきましょう。



まとめ

・努力の基礎は「目的設定」「戦略立て」「実行」の3ステップ


・古い価値観を引きずったままでは新しいものを吸収できない


・自分というコップを一度空っぽにして新しい価値観を注いでいこう



以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。

ヒデヨシ




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