こんにちは、ヒデヨシです。
“ 日本にいる皆様にお伝えしたいと思っていること。それは、「ぜひ、海外に日本人として誇りをもってチャレンジしてほしい」ということです。(中略)そして、世界を恐れる必要はないということも知っていただきたいです。(中略)世界の壁は、「思っているほど高くはない」と私は感じています。(はじめに より)
そう語るのは『世界の壁は高くない』(鳩山玲人 著、廣済堂出版)の著者。本書の著者は「ハローキティ」で有名なサンリオの常務取締役であり、世界にハローキティを展開した第一人者です。本書には海外のブランド化に向けた苦労とそこから学んだノウハウが凝縮されています。
あなたは苦手意識を持たずに、外国人の方とコミュニケーションできていますか?
流暢な英語を話す必要は無い
最も大切なのは「完璧な英語を捨てること」です。
日本人は英語を完璧に話さなければならないという気持ちが強すぎるのかもしれないと著者は言います。
“ たとえば欧米人が英語で話しかけてくるとき、完璧な日本語を期待していないのと同じ様、欧米人は日本人に、流ちょうな英語を必ずしも期待していません。(P.200)
身近な周りの人を見ると、日本人は英語を話すことに臆病になりすぎていると私も感じます。
コミュニケーションで最も大切なのは「伝えること」ではなく「伝わること」ではないでしょうか。
完璧な英語が無くても、ペンと紙を使ったり、ジェスチャーを使ったり、スマホを使ったりしてコミュニケーションを図ることができます。要は何でも使っていいから言いたいことが「伝わる」ことが一番大事です。
その点ではお笑い芸人の出川哲朗イングリッシュは理想的で最高ですね。
あなたは「伝わる」コミュニケーション、できていますか?
海外旅行でも使える英語のたとえ話「Like」
英語でたとえ話を伝えると言っても難しくありません。流暢な英語もまったく必要ありません。超簡単です。
英語の頭に「Like〜(〜のようなもの)」をつければ、英語のたとえ話の完成です。
たとえば、酸っぱい「すだち」を説明するときは
「Like a Lemon.」
(レモンのようなものよ。)
と、「すだち=(酸っぱいもの)=レモン」にたとえれば相手に伝わります。
他にもたとえば「三味線」を説明するときは
「Like a Japanese Guitar.」
(ニッポンのギターのようなものだよ。)
と「三味線=(弦楽器)=ギター」としてたとえることもできます。
たとえ話を作るときと同じ要領で、共通する性質のものを見つけて「Like」をつけるだけです。
ちなみに、気をつけて欲しいのは「I like 〜」など、主語をつけないことです。以下のように意味合いが変わってしまいますので。
「I like a lemon.」
(私はレモンが好きです。)
難しい単語を使う必要はありません。わかる言葉を使って、落ち着いてゆっくり話せば相手もそれを感じ取ってくれます。ジェスチャーも混ぜると効果的です。
コミュニケーションは相互のキャッチボールです。お互いを理解し合いたいという気持ちをもち、苦手意識は持たず、積極的に異文化交流に臨みましょう。
まとめ
・流暢な英語は必要ない。怖がる必要も無い。
・「伝える」よりも「伝わる」コミュニケーションを意識する
・「Like」を使って英語でたとえてみよう
本書はどちらかというとマネジメント・経営者側の人向けに書かれています。マーケティングやローカライズなど、著者の実例や失敗から学んだアドバイスやノウハウが細かく記述されています。
これから海外展開を考えている経営者の方、海外展開をしているが行き詰まりを感じている経営者の方は一読すると改善のヒントを得られるでしょう。もちろん、海外へ羽ばたきたい人も読んで損の無い一冊です。
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
【たとえ話が上手くなるサイト】
PARABLE ANTENNA
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