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2014年4月29日火曜日

18分間に8回も拍手をもらえるシェフのプレゼンテクニック|TED|スーパープレゼンテーション

photo credit: Scandic Hotels via photopin cc

こんにちは、ヒデヨシです。


みなさんは健康的な食生活を送っていますか?
気づいたらカップラーメン、ハンバーガー、炭酸飲料、甘いコーヒーなど、頻繁に摂取していませんか?それを子供たちと共有していませんか?それが習慣化していませんか?

現代では悪い食生活によって死に至る人が大勢います。
アメリカでは人口の3分の2が太り気味以上であり、このままでは未来の子供達の健康にも害が出てしまいます。

この現代の悪い状況を料理を通して改善しようとしているのがJamie Oliver(ジェイミー・オリバー)氏です。彼は料理を通して未来の子供達の健康を守るために、日夜活動をしています。


今回はオリバー氏のTEDカンファレンス(Eテレのスーパープレゼンテーションより)から、私たちそして子供達の食生活を改善するためのヒントを紹介します。


そして18分間に8回も拍手をもらえたオリバー氏のスピーチを通して、人から共感を得る際の基本的で重要なテクニックを学びます。




スピーカー:Jamie Oliver(ジェイミー・オリバー)氏
タイトル :Teach every child about food「子ども達に食の教育を」







アメリカでは人口のおよそ3分の2が太りぎみか肥満と言われており、深刻な社会問題になっています。

統計を見てみると、実は犯罪が原因で死亡している人数よりも、不健康や食生活(食に関する疾患)が原因で死亡する人数の方が圧倒的に多くなっています。アメリカだけではありません。メキシコ・オーストラリア・ドイツ・インド・中国などの国でも肥満は深刻な社会問題となっています。

また、肥満はタバコよりもお金がかかります。アメリカの総医療費の10%は肥満関連でありその額は年間およそ1500億ドルです。10年後にはこの倍になる見込みで、限りある財政状況では今後対応が困難となります。

これは大人だけの問題ではありません。アメリカで不健康な州の一つであるウェストバージニア州には16歳にして余命6年の少女がいます。重度の肥満で、肝臓がぼろぼろの状態になっているためです。他にも12歳で160kgある少年や肥満などの不健康が原因で家族を亡くした方なども紹介されました。心苦しい話です。

肥満・食事関連の病気は本人だけでなく周りの人をも傷つけるのだとオリバー氏は強く主張します。今改善しなければ、子供達に未来は無いのだと。




私たちの食生活を構成する3要素



では、食の何を改善すればよいのか。私たちの食文化に密接に関わるの3つの要素である「店」「家庭」「学校」を改善することで、食の環境を改善することができるとオリバー氏は主張しています。まずはそれぞれの要素が抱える問題を見ていきます。



<店>

ファストフードやスーパーなどは今や大企業が経営していますが、コストを抑えるために地元の食品よりも安い輸入品を多く提供しています。地産地消の新鮮な食物の割合は減り、現在では大半が加工され添加物も使用されています。

食品表示も酷い有様で売る側にとって都合のいい表現となっているようです。たとえば糖分たっぷりのものを「低脂肪」と謳っていたりします。食品表示の問題は日本でも話題になりました。


食品サイズも問題です。アメリカのファストフード店で頼むと、レコードサイズの食べ物やバケツサイズのドリンクが出てきます。


<家庭>

近年、家庭では食文化の伝承が行われていないようです。母親と一緒に料理をした経験は誰もが持つ記憶かと思いましたが、ここ数世代で親から子に料理のノウハウを伝える機会が無くなってきています。結果、料理を知らない親が増え、子供に教えることができず、その子供も料理を知らない親になるという負のスパイラルに陥り、外食やレトルトフードなど偏食をしてしまいます。


<学校>
日本とは異なり朝昼の2回給食があります。現在、およそ3100万人の子供が給食を食べていますがオリバー氏曰く、今の給食はファストフードのようなもので新鮮な食べ物は全然なく、添加物の多さは尋常ではない。フライドポテトが野菜扱いで朝食にピザが出てくる有様だそうです。


衝撃的だったのは、子供達が野菜を知らないことです。紹介されたVTRでは子供達に普通の野菜を見せていくのですが、トマトをポテトと答えたり、ナスを洋梨と答えたり、唖然とする回答が返ってきます。
今の子供達は加工され出来上がった形の料理に触れることが多くなり、その食べ物が何からつくられているのか知らないのです。

さらに驚くことに、健康に良いはずの牛乳が肥満の原因になります。日本の牛乳とは異なり、アメリカの牛乳には炭酸飲料並みに糖分が含まれており、朝昼の給食時にそれを飲みます。学校にいる5年間に、牛乳だけで工事現場にある一輪カート一杯分の砂糖を摂取することになります。これは誰がどう見ても児童虐待であるとオリバーさんは主張しています。





健康的な食文化をつくるために




不健康になる原因は私たちの身の回りに多く存在しますが、幸いなことに肥満や不健康の問題は防ぐことができます。どのようにして今の酷い状況を治すのか、それには私たちだけでなく企業や国も巻き込み、前述の「店」「家庭」「学校」の食の環境を改善する必要があります。


<店>
・スーパーでの買い物時に食のアドバイザーをつけ、旬の食材や調理法を教えてもらいながら買い物できる環境を整える
・大手食品会社が食育に力を入れる
・ファストフード業界に対して行政がが注意を呼びかけ、糖分・塩分・脂肪分を減らす
・食品表示をきちんとする
・従業員に提供する食事も健康に配慮する

<家庭> ・料理の伝承を再び始める
・料理を3人に教え、その3人がさらに3人に教えていく(25回でアメリカ全体に行き渡る)

<学校>・学校の給食は地元産の新鮮な食材を調理して出す
・学校を卒業するまでに10の料理レシピを学んで料理の基本を心得る


また、オリバー氏が立ち上げた「ハンティントンキッチン」では、地元の料理人から無料でレッスンをしてもらえます。他には学校の食育や給食改善をし、具体的な成果を出しています。このキッチンがあれば地元地域の人々の交流が深まり、地域内での消費が増加する良循環が生まれます。


アメリカの学校では、地産地消の給食、農業体験、食育などの、健康的な食文化づくりが広がってきていますが財政難のため行えない学校もあります。その様な学校の為に、専門家が資金を援助できる体制を整えること、企業がオバマ夫人の取り組み(健康的な給食政策)を支援することなども提案しています。

そして、何より大事なのは子供の食育が行われるように強固で継続的な運動を展開すること、そして家庭料理を取り戻すために、みんなが肥満と闘えるようにするために私たち一人一人が努力することで世の中が変わるのだとメッセージを残してくれました。




18分間に8回も拍手をもらえるシェフのプレゼンテクニック



オリバー氏のプレゼン終了後、会場はスタンディングオベーションに包まれました。
18分間のプレゼンで8回も会場から拍手が起こりましたが、これは約2分に1回拍手が起きていることになります。

拍手が起こるということは会場の人々が共感を得ているということになります。スピーチの冒頭で観客を「当事者」に変えたことでこれだけ多くの共感を得ることに成功しています。

オリバー氏は冒頭で「子供もしくは孫がいる方は手を挙げてください」と問いかけました。それに対して会場のほとんどの人が手を挙げました。そしてオリバー氏は「あなた達が自分の子供の寿命を10年間縮めているんです」と続けます。

そんなことを言われたら、誰でも不安になりますよね。この時点で、このスピーチは自分に関係がありこのスピーチから多くを学ぶべきなんだと会場の人たちの聴く姿勢は「受動的」から「能動的」になりました。

オリバー氏のスピーチ内容は本当に素晴らしいものであり、世の中を変えるのだという熱い想いが伝わってきます。大切な子供の未来を良くしたいという会場の人の想いも重なり大きな共感が生まれ、その結果多くの拍手が起こりました。

子供達の将来を考えさせられ、伝える側と聴く側が一体となった理想的なプレゼンでした。





まとめ


・アメリカ人の肥満である割合は3分の2を超えている

・子供の食生活を正すには「店」「家庭」「学校」の3分野を中心に改革する必要がある

・話の早い段階で、伝えたい相手に問題意識をもたせ「当事者」に変え、聴く姿勢を「受動的」から「能動的」に変える



第一印象が大事なように、プレゼンも最初の段階で聴き手の心をつかむように心がけると、効果的に伝えることができるでしょう。



以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。



ヒデヨシ



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2014年4月23日水曜日

実は同じ!?恋愛・浮気・不倫の原理とビッグバン|TED|スーパープレゼンテーション

photo credit: write_adam via photopin cc

こんにちは、ヒデヨシです。


今回もTEDカンファレンス(Eテレにて放送されているスーパープレゼンテーション)から「ビッグバン」「恋愛・浮気・不倫」の意外な共通点に気づくことができましたので紹介します。

今回のスピーカーはDavid Christian(デイビッド・クリスチャン)氏。現在はシドニーのマッコーリー大学にて教育活動を通して活躍している方です。

およそ137億年前の宇宙誕生(ビッグバン)へ遡り、現在に至るまでの長い道のりを18分間にまとめて、わかりやすく教えてくれます。宇宙に興味のある方は是非視聴してみてください。



スピーカー:David Christian(デイビッド・クリスチャン)氏
タイトル :The history of our world in 18 minutes「18分でたどるビッグヒストリー」




みなさんは「スクランブルエッグ」を食べたことがあるでしょうか。

スクランブルエッグは卵の白身と黄身をかき混ぜてつくります。
当然、卵からスクランブルエッグをつくることはできますが、スクランブルエッグから卵の白身と黄身に分離することは普通できません。

これは科学的に不可逆な現象であり、戻すことのできない一方通行の現象です。

よく言われるのは、熱いお湯は何もしなくても冷めて水になりますが、冷たい水は何もしないと水のままでお湯にはなりません。

私たちの身の周りの自然現象は普通、卵のような秩序的・構造的な状態からスクランブルエッグのような無秩序的・非構造的な状態になろうとします。

しかしながら、宇宙ではスクランブルエッグから卵がつくられるような、水がお湯になるような、普通では考えられない現象が起きています。その現象はどのように引き起こされるのか、それは宇宙のもつ「複雑性」によって引き起こされます。



宇宙のもつ複雑性


ここで言う「複雑性」とは、周りの基準から少しでも異なる状態のことをいいます。たとえば、周りよりほんの少しだけ温度が高いとか、ほんの少しだけ大きいとか、ほんの少しだけ成分が多いとかです。

理想的な条件下でこの小さな複雑性が連鎖的に重なっていくと、ある一線を越えて今までとは違った新しいものが生まれます。ここではこの一線を越える段階を「しきい値を超える(Threshold moment)とクリスチャン氏は表現しています。



私たちの知る宇宙ができるまで


この宇宙は「複雑性が生まれる」「重力で引かれ合う」「しきい値を超える」ことの積み重ねにより誕生し、成長し、現在の形になりました。そのプロセスは以下の通りです。


①複雑性が生まれる
宇宙が誕生してはじめのころは水素とヘリウムのガス雲が宇宙を包んでいました。それらのガスは1000分の1度ほどの温度差(=複雑性)があります。


②重力で引かれ合う
小さな温度差による密度の大小によって、重力が発生しお互いを引き寄せ合います。(重力は物質の量が多い程大きくはたらきます)


③しきい値を越える
重力により水素とヘリウムは密集していき、最終的にはギュッと圧縮されて高熱を帯び、しきい値を超えて恒星や惑星が次々と誕生します。

このシンプルなステップの積み重ねにより、スクランブルエッグ状態(ガスの雲)から整った卵(恒星や惑星)がつくり出されました。地球上では普通考えられない「複雑性」を宇宙はつくり出すことができるのだとクリスチャン氏は言います。



「ビッグバン」と「恋愛・浮気・不倫」の意外な共通点


宇宙誕生の話をまとめると

「複雑性がある」→「重力で引かれ合う」→「しきい値を越える」

のサイクルが度重なることで宇宙は成長しています。

複雑性としきい値の連鎖により宇宙がつくられることはわかりましたが、もっと身近な私たちの生活でたとえてみると、どのようなものが思い浮かぶでしょうか。

私は「恋愛・浮気・不倫」がピッタリ当てはまると感じました。

まず 恋愛 です。

人が恋に落ちるときは、
①まずちょっとしたきっかけで知り合い(複雑性が生まれる)
②互いが仲良くなり(重力により引かれ合う)
③恋人同士となる(しきい値を超える)

何も関係が無い、社会集団の中の赤の他人(スクランブルエッグ)からほんの些細なきっかけで人が出会い、引き寄せ合い恋人同士(卵)の状態になる。まさに宇宙の誕生と同じです。


さらに、浮気・不倫 です。

①恋人同士の間に些細なすれ違いが生まれ(複雑性が生まれる)
②別の人に魅力を感じ引き寄せられ(重力により引かれ合う)
③一線を越える(しきい値を超える)

そしてさらにこのサイクルが連鎖すると、それぞれの関係は「複雑性」を増していき、「しきい値を超える」と別れに至ります。

このように、一見関係のなさそうな宇宙の誕生「ビッグバン」のプロセスと「恋愛・浮気・不倫」のプロセスは意外にも共通した原理のもとにあるようです。

結局私たちは宇宙の原理の中で生きているのですね。



良いアイディアも宇宙の原理によって生まれる


私たちの生きるこの宇宙は小さな「複雑性」と「しきい値を超える」ことの連鎖により誕生しました。実は、素晴らしいアイディアを生み出すプロセスもこのビッグバンの原理に当てはまっています。

すなわち、

①小さな気づきから疑問に感じ(複雑性が生まれる)
②自分で調べ情報を集め(重力により引き寄せる)
③情報を分析していくとある一線を超えて(しきい値を超えて)思わぬ素晴らしいアイディアが生まれます。

はじめは小さなきっかけに過ぎませんが、小さな複雑性を探し、しきい値を超えていくことで、普段思いつかないような素晴らしいアイディアが生まれます。ビッグバンのような爆発力と行動力で小さな気づきを見つけ出し、どんどん良いアイディアを生み出していきましょう。



まとめ


・宇宙は「複雑性」→「重力により引かれ合う」→「しきい値をこえる」ことで誕生・成長した

・恋愛・浮気・不倫は実は宇宙の誕生したプロセスと同じ原理

・アイディアの発想法も実は宇宙の原理に従っている



私がさらに面白いと感じたのは、人間には宇宙と同じように不可逆性を可逆性に変える力をもっているということです。

つまり、恋愛で言えば、一度別れてしまっても元に戻す力を私たちは持っているということです。たとえ私たちが失恋をしても、誠意を持って行動すれば一見難しいと思われる状況でも復縁できる可能性はあると感じます。

諦めが肝心とも言いますが、もし本当に自分が必要だと感じるのなら、諦めずに復縁に向けて行動するのも一つかもしれません。

(ただし、ストーカーにはならないように注意した方がよさそうですね)



別の記事では、実際の宇宙飛行士のTEDカンファレンスから宇宙旅行を体験できる20のたとえ話「クモ」でたとえるシンプルだが強力な恐怖克服法を紹介しています。是非併せてご覧ください。


以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。


ヒデヨシ

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2014年4月9日水曜日

Ubuntu(他者への思いやり)でたとえ話が上手くなる!?|TED|スーパープレゼンテーション

photo credit: TED Conference via photopin cc

こんにちは。ヒデヨシです。


今回もEテレのテレビ番組「スーパープレゼンテーション」で紹介されたTEDカンファレンスから、わかりやすいたとえ話と人に上手に伝えるコツを学びましたので紹介します。

スピーカー:Boyd Varty(ボイド・ヴァーティー)氏
タイトル :What I learned from Nelson Mandela「私がネルソン・マンデラから学んだこと」







今回のTEDカンファレンスのスピーカーはBoyd Varty(ボイド・ヴァーティー)さん。南アフリカ出身で、サファリパークの案内などのビジネスを行っている方です。なんと子供の時に、南アフリカの人種差別撤廃活動を進めていたネルソン・マンデラ氏が家に宿泊したという貴重な経験もしているそうです。

マンデラ氏とのふれあい、ワニに襲われて命の危険にさらされた経験、生まれつき足腰の弱い像のエルヴィスのエピソードなど、普通では体験できない貴重な話を交えながら、現代社会と自然界に存在する思いやりの精神についてスピーチしてくれています。




Ubuntuの精神



話のコア・キーワードとして「Ubuntu(ウブントゥ)」という言葉が出てきます。
この言葉は「あなたがいるから、あなたのおかげで私がいる」という意味であり、人種差別を廃止しようとしたネルソン・マンデラ氏の意思を表しています。

私たちは自分一人の力で生きているのではなく、周りにいる人が直接的または間接的に助けてくれているからこそ生きていけるということを改めて気づかせてくれます。


痛み、危機、喜び、達成感、住まい、食べもまでも共有し分け合うことで、集団主義的な社会では自分の幸福が他人の幸福にも深く繋がっていることに気づくことができます。

寛容の心や分かち合いは他者に対する思いやりの心から生まれるのだと教えていただきました。

また、この精神は人間だけではなく、自然界に生きる動物達も同様にもっており、弱者を支え、助け、協力して生きていくという生物同士の絆がどこにでも存在するのだということも学ぶことができます。


マンデラ氏は亡くなりましたが、その意思を受け継いでいくことが大切であり私たちのミッションなのだとボイドさんは伝えてくれました。

この考えが広まれば、相手を許す心が生まれ、きっと無用で無益な争いが減るのでしょう。



Ubuntuでたとえ話が上手くなる!?



ボイドさんは「Ubuntu」を次のようにたとえて説明しています。


「会場のみなさんがいるから今の自分をさらけ出せる」

「自分一人だけなら、ただの独り言で何も価値が生まれない」
「まあ、先週は一人で練習していたんですがね」

あなたがいるから私の言葉が伝わるのだという「Ubuntu」の精神を現在の自分の(プレゼンしている)状況に当てはめて伝えている非常にわかりやすいたとえ話です。ジョークも交えて笑いも誘っています。


この「Ubuntu」を学べば他者を思いやり、よりわかりやすくて伝わりやすい表現方法を考えることに繋がります。上手いたとえ話をつくる際には相手が理解しやすい言葉や表現を選択することが重要になるので、Ubuntuを身につけることでたとえ話も伝えることも上手くなるでしょう。




たとえ話には2種類ある



また、ボイドさんのスピーチから、たとえ話には以下の2種類あるということに気づきました。


①想像、空想的にたとえてイメージ化する

②過去に起きたもしくは今起きている事実を述べてイメージ化する


①想像、空想的にたとえてイメージ化


これは想像力によって、伝えたい内容をたとえて表現する方法です。

たとえば、以前の記事で紹介した例ですが、

「WEB検索は図書館の司書に本を見つけてもらうようなもの」

「メガ素数の巨大さをハリーポッターの本の厚さとして表現する」

など「もし◯◯だったら・・・」「仮に◯◯で言うと・・・」のように、たとえたいものを別の表現でイメージ化させる方法です。




②過去に起きたもしくは今起きている事実を述べてイメージ化

これは実際に自分が体験した内容を一つの例として話す方法です。
たとえば化粧品などを友達に紹介するのだったら自分の体験(つやが変わった、肌にやさしい、など)を話した方が伝わりやすいような感覚です。

ボイドさんは自分の経験を通してイメージ化させる方法を主に用いていました。マンデラ氏が宿泊した話、ワニに襲われた話、像のエルヴィスの話など、自分の体験を伝えてイメージ化させます。実際に体験した話は事実ですから、人に伝える上で説得力があり効果的です。

また、ボイドさんの伝え方で非常に参考になるのは「ジェスチャー」を多用して視覚から訴えている点です。

たとえば、生まれつき足腰が悪い像のエルヴィス(エルヴィス・プレスリーの腰つきに似た歩き方をすることから命名されました)の動きを、全身を使って表現し、あたかもその場で私たちが像のエルヴィスを目撃しているような感覚を得ることができました。

ジェスチャーは人と意思の疎通を図るための重要な表現方法の一つですから、恥ずかしがらず積極的に取り入れたいですね。



ボイドさんのたとえ話


ボイドさんはその他にもたとえ表現を使っているのでまとめました。

本当に表現力が豊かで勉強になります。

・すごい技術を持っている人に対して

 →「博士号並み(Ph.D-level)の能力」

・ワニに襲われるとわかっている場面で、観客に対して

 →「もしホラー映画だったら「そっちには行くな!」って言いたくなるシーン」

・ワニに襲われて自分が食べられているという嫌な感覚から

 →「菜食主義推進の宣伝」になる

・ソリーさん(ワニに襲われた際に救ってくれた命の恩人)の行動を

 →人を助けることが「呼吸をするように」あたりまえ

・生まれつき足の悪いエルヴィスの独特な足形を

 →「逆括弧のような足跡」

・Ubuntuの精神など、私たちに神聖な体験をさせてくれるアフリカの大地を

 →「自然の大聖堂」




まとめ


・Ubuntu(他者への思いやり)の精神でたとえ話が上手くなる

 相手がわかりやすい、相手に伝わりやすい表現を意識することができる

・たとえ話には2種類ある

 ①「もし◯◯だったら」「仮に◯◯なら」など、想像を働かせて別の表現にする
 ②実際の自分の体験を一つの例として伝える

・ジェスチャーを活用すると視覚的に訴えることができ効果的

 恥ずかしがらずに積極的に取り入れる



Ubuntuという他者への思いやりの心をもって生活していれば、相手の気持ちを考えるようになり、より伝わりやすいたとえ話や表現法を選択できるようになるでしょう。

そして、Ubuntuの精神をもって生活していれば日々の中の小さな幸せに気づくことができ、自分から周りの人に幸せを与えることもできるようになるのでしょう。

このアフリカの自然がつくり出した慈愛の精神を身につけて、周りの人と相互に幸せになり、たとえ話も上手くなっていきましょう。



以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。

ヒデヨシ






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