こんにちは、ヒデヨシです。
残業体質、睡眠不足、メタボリック、机が汚い、深酒など、悪習慣は数え出したらキリがありませんね。
“ 漠然と毎日を過ごしていても一向に人生が好転する気配がないと感じているのなら、それは成果を生まない悪習慣を続けていることが原因かもしれません。そういった悪習慣を、「成果を生み出す習慣」に少しずつ変えていくことで、新しい視界が開けてきます。かつての私がそうだったように。(はじめに より)
『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?』(小川晋平・俣野成敏 著、クロスメディア・パブリッシング)の著者は、悪習慣をよい習慣に変えることで成果を生み出せる体質になると言います。
本書は社会人として、特に会社員として上手く立ち回るための習慣を数多く紹介しています。
出世を目指す人には必読の一冊です。
今回は第6章『視座を高める「毎年の習慣」』より、自身を将棋の「棋士」と「駒」に使い分けて立ち回るたとえ話を紹介します。会社で駒として使われているだけではなく、棋士としての視点も持つべきという著者の上手いたとえ話には納得です。
あなたは「棋士」か「駒」のどちらかになっていませんか?心当たりがあるなら日々の業務を是非一度振り返ってみてください。
優秀な「棋士」と「駒」になるための4ステップ
“ 会社員は会社のリソースをどう使い倒すのかを徹底してください。仕事を自分の中で完結させる狭い発想のままだと、大きな成果は生めません。(P.176)
著者は自分が駒として動くことも大切だが、人なりシステムなり、使えるリソースをどんどん使えるように広い視野を持つべきだと主張しています。
そして一流サラリーマンを目指すため、将棋にたとえて以下の4ステップを丁寧に行うことを推奨しています。(P.176)
1.ゲームのルールを知る(将棋なのかチェスなのか)
社内のルールをまずは把握します。ルールがわからなくては立ち回ることすらできません。
2.自分の役割を把握する(飛車なのか歩なのか)
社内での自分の役割を理解し、自分が行動できる範囲を知りましょう。
3.盤面を見渡せる位置まで視座を高める(情勢は?配置は?)
広い視野を持って、社内の構造、業界の構造、人間関係、顧客状況などを掌握しましょう。
4.自分が棋士になったつもりになる(次の一手は?相手はどう出る?)
知るべきことを一通り知ったらいよいよ駒(自分、部下、上司など)を動かします。状況判断をし、局面によって根回しすることも可能です。
将棋の駒であり、棋士でもある感覚を持つ
ここで、ステップ2「自分の役割を把握する」段階になったら気をつけなくてはならないことがあると著者は言います。
新人なら役割はわかりやすいですが、中堅社員になると実行とマネジメントの両方をする必要があります。
飛車としての役割を期待されているのに、いつまでも歩の動きしかしなかったら悪いレッテルが張られてしまい、社内での立ち回りが難しくなってしまいます。
また、リソース発想がないと、たとえば上司を動かした方がプロジェクトを円滑に進められるのに、上司を動かす発想が出てきません。自分で手を動かした方が早いと判断した結果、プロジェクトが頓挫する可能性もあります。
将棋の「棋士」であり「駒」でもある感覚を持ちましょう。
ロジカルに「動いてもらう」
一流の人ほど「動かす」ではなく「動いてもらう」ことができます。正確に言うと「動かざるを得ない状況」をつくり出します。
上司を動かすために、論理的に上司を「動かざるを得ない」状況に追い込むにはどうすればよいか、「棋士」として高い視座からみて「駒」として立ち回ります。いわゆる根回しですね。
もちろんこれは顧客に対しても同じです。会社員として、ビジネスマンとして勝ち抜くためには「棋士」と「駒」の両方の素質を兼ねそろえていなければならないのです。
高い視座とリソース発想は「自分の1階級(もしくは2階級)上の上司」の発想をトレースすることで次第に身に付きます。
普段から意識して周りの人の思考や仕事のクセなどに気を配ってみましょう。
まとめ
・将棋(会社)の「駒」として自分の役割を知ろう
・将棋(会社)の「棋士」として高い視座をみにつけよう
・「棋士」と「駒」を使い分けてロジカルに立ち回ろう
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
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“ 漠然と毎日を過ごしていても一向に人生が好転する気配がないと感じているのなら、それは成果を生まない悪習慣を続けていることが原因かもしれません。そういった悪習慣を、「成果を生み出す習慣」に少しずつ変えていくことで、新しい視界が開けてきます。かつての私がそうだったように。(はじめに より)
『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?』(小川晋平・俣野成敏 著、クロスメディア・パブリッシング)の著者は、悪習慣をよい習慣に変えることで成果を生み出せる体質になると言います。
本書は社会人として、特に会社員として上手く立ち回るための習慣を数多く紹介しています。
出世を目指す人には必読の一冊です。
今回は第6章『視座を高める「毎年の習慣」』より、自身を将棋の「棋士」と「駒」に使い分けて立ち回るたとえ話を紹介します。会社で駒として使われているだけではなく、棋士としての視点も持つべきという著者の上手いたとえ話には納得です。
あなたは「棋士」か「駒」のどちらかになっていませんか?心当たりがあるなら日々の業務を是非一度振り返ってみてください。
優秀な「棋士」と「駒」になるための4ステップ
“ 会社員は会社のリソースをどう使い倒すのかを徹底してください。仕事を自分の中で完結させる狭い発想のままだと、大きな成果は生めません。(P.176)
著者は自分が駒として動くことも大切だが、人なりシステムなり、使えるリソースをどんどん使えるように広い視野を持つべきだと主張しています。
そして一流サラリーマンを目指すため、将棋にたとえて以下の4ステップを丁寧に行うことを推奨しています。(P.176)
1.ゲームのルールを知る(将棋なのかチェスなのか)
社内のルールをまずは把握します。ルールがわからなくては立ち回ることすらできません。
2.自分の役割を把握する(飛車なのか歩なのか)
社内での自分の役割を理解し、自分が行動できる範囲を知りましょう。
3.盤面を見渡せる位置まで視座を高める(情勢は?配置は?)
広い視野を持って、社内の構造、業界の構造、人間関係、顧客状況などを掌握しましょう。
4.自分が棋士になったつもりになる(次の一手は?相手はどう出る?)
知るべきことを一通り知ったらいよいよ駒(自分、部下、上司など)を動かします。状況判断をし、局面によって根回しすることも可能です。
将棋の駒であり、棋士でもある感覚を持つ
ここで、ステップ2「自分の役割を把握する」段階になったら気をつけなくてはならないことがあると著者は言います。
新人なら役割はわかりやすいですが、中堅社員になると実行とマネジメントの両方をする必要があります。
飛車としての役割を期待されているのに、いつまでも歩の動きしかしなかったら悪いレッテルが張られてしまい、社内での立ち回りが難しくなってしまいます。
また、リソース発想がないと、たとえば上司を動かした方がプロジェクトを円滑に進められるのに、上司を動かす発想が出てきません。自分で手を動かした方が早いと判断した結果、プロジェクトが頓挫する可能性もあります。
将棋の「棋士」であり「駒」でもある感覚を持ちましょう。
ロジカルに「動いてもらう」
一流の人ほど「動かす」ではなく「動いてもらう」ことができます。正確に言うと「動かざるを得ない状況」をつくり出します。
上司を動かすために、論理的に上司を「動かざるを得ない」状況に追い込むにはどうすればよいか、「棋士」として高い視座からみて「駒」として立ち回ります。いわゆる根回しですね。
もちろんこれは顧客に対しても同じです。会社員として、ビジネスマンとして勝ち抜くためには「棋士」と「駒」の両方の素質を兼ねそろえていなければならないのです。
高い視座とリソース発想は「自分の1階級(もしくは2階級)上の上司」の発想をトレースすることで次第に身に付きます。
普段から意識して周りの人の思考や仕事のクセなどに気を配ってみましょう。
まとめ
・将棋(会社)の「駒」として自分の役割を知ろう
・将棋(会社)の「棋士」として高い視座をみにつけよう
・「棋士」と「駒」を使い分けてロジカルに立ち回ろう
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
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