こんにちは、ヒデヨシです。
ライバルの存在はありがたいものです。自分では気づかないものに気づかせてくれたり、自分を高めてくれたり、自分が努力する理由を与えてくれたりします。
でも、
「くそっ!あいつさえいなければっ!」
なんて思うこともあるかもしれません。
消防士のボランティアをしているMark Bezos(マーク・ベゾス)は、初めての火事の救助活動のとき、5秒早く到着した他のボランティアに(生命を救うという)おいしい所をもっていかれました。
代わりに救ったのは、まさかの、火事になった家主の「くつ」。あまりもの悔しさに、ライバルのボランティアのことをスーパーマンの宿敵レックス・ルーサーとたとえました。
実は、人を悪役キャラでたとえるのはたとえ話として非常に効果的です。今回はMark BezosのTEDカンファレンスから、ライバルを悪役キャラでたとえる効果について紹介します。
また、4分ほどと短い動画ですが、人間味のあるプレゼンで話に引き込まれます。お時間ある時に是非ご覧下さい。
スピーカー:Mark Bezos(マーク・ベゾス)
タイトル :A life lesson from a volunteer firefighter「ボランティア消防士が語る人生の教え」
「くつ」を救った小さな親切
救助活動を行った数日後、消防団にお礼の手紙が届きました。何より一番に書かれていたことは、誰かが靴まで救ってくれたことでした。実は火災当時、家主は雨の降る中裸足で外に避難していたのです。
Mark Bezosはこの経験を通して、小さなことでも人のために行動できることがあるのだと学びます。そして、待っているだけではダメだということも。
「状況が整ってから行動を起こそう」と考えていても、いつまでも状況は整いません。それよりも、たとえば、道や公園のゴミ拾いをする、誰か相談役になるなどすぐにできる小さな行動を起こし人に影響を与えることが人生では必要だと言います。
「与えられるものがあるなら今それを与えてください。誰かの命を救う機会は毎日訪れるものではありませんが、誰かに影響を与える機会は毎日あります。その機会を逃さず、「くつ」を救ってください。」
ライバルは宿敵でたとえよう!
Mark Bezosは火災現場で自分より早く活躍したライバルを「レックス・ルーサー」とたとえました。
レックス・ルーサーとはDCコミックのご存知スーパーマンの宿敵です。スキンヘッド、IQ200、知略を巡らせた陰湿な攻めでスーパーマンを苦しめる宿敵としてシリーズに何度も登場します。
レックス・ルーサーの名前が出されたとき、会場からドッと笑いが起きました。誰もが知っているスーパーマンの宿敵でライバルをたとえるというユーモアに共感したのです。
悪役っていいですよね。悪役に憧れる人も多いのではないでしょうか。いつも主人公に打ち負かされてしまいますが、その根性と執念で何度も立ちはだかる姿とか、何かぐっと来ます。
愛着がわくキャラクターも多く、主人公よりも人気が出てしまうというシリーズもありますね。
自分のライバルなどの人をたとえる機会があるときは、そういった人気の悪役キャラでたとえるといいでしょう。誰もが知っている悪役キャラはそのカリスマ性や人間性で人気を博しているので多くの人から共感されます。
また、悪役キャラだからといって嫌味ではなく敬意をもって呼ぶこともできるので、引き合いに出されている人に失礼にもなりません。
イメージ化がしやすくたとえ話として使いやすいので、プレゼンや会話の中で是非使ってみてください。
まとめ
・待っているだけではダメ
・今すぐできる小さな行動を起こして人に影響を与えよう
・ライバルは悪役キャラでたとえよう
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
Photo by V Threepio via flickr
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