最近気になるワンシーン。レストランでテーブルを囲む全員がスマートフォンを取り出して会話ゼロ。話している途中でもSNSが気になりスマホをピコピコ。
保存した写真を見せ合うとかならまだしも、会話自体がないテーブルを見ると、ああ、時代は変わってるんだなーと少し寂しくなりつつ危機感を持てずにはいられません。
あなたは大丈夫でしょうか?スマホ依存症が蔓延する現代では、人と会話する時間よりスマホを触っている時間の方が長いという人も増えています。これでは本来のコミュニケーションの基本である人との会話の仕方を忘れてしまいます。
ライターであるCeleste Headlee(セレステ・ヘッドリー)はTEDカンファレンスで、日常会話に必要な10の方法を紹介しています。当たり前にできるべき会話の基礎を改めて意識することができるプレゼンです。
そして、プレゼンの中でCeleste Headleeは「良い会話はミニスカートのようなもの」とたとえています。実はこれ、2つの意味を兼ね揃えており、意味を知れば「おお!なるほど!」と唸ってしまうほど上手なたとえ話なんです。
今回は彼女のTEDカンファレンスから会話の基礎と良い会話のエッセンスを表したミニスカートのたとえ話について学んでいきます。
(※TEDの動画が日本語に翻訳されていないため英語の字幕となっています)
スピーカー:
Celeste Headlee(セレステ・ヘッドリー)
タイトル:
10 WAYS TO HAVE A BETTER CONVERSATION
「会話を良くする10の方法」
会話を良くする10の方法
会話をする上で最も必要なのは何より相手に注目することだとCeleste Headleeは言います。相手に注目した上で、会話が退屈にならないよう以下の10の方法を提案しています。
1.マルチタスクをしない
スマホをいじるなど、会話中に別のことをしない。
2.御託を並べない
言いたいことは結論を先に言う。専門用語も使わない。
3.オープンクエスチョンを使う
「YES」「NO」で答える質問では会話が終わってしまう。「誰が?」「何を?」「いつ?」「どこで?」「なぜ?」「どうやって?」といった、会話が広がる質問をする。
4.流れに沿う
相手がすでに語った内容を質問して話を戻したり、別の話題を急に投げかけないようにする。
5.知ったかぶりをしない
知らないものは知らないと伝える。ムリに知っているフリをすると言葉が薄っぺらくなり信用を失ってしまう。
6.自分の主観で語らない
他人の経験とあなたの経験は同じではない。自分の苦労や辛かった経験を熱心に語っても相手から共感されない。
7.自分語りをしすぎない
自分のことを繰り返し話したり自慢すると相手はうんざりしてしまう。
8.詳細を語りすぎない
人は日付や名前など細かいものよりも、あなたが何を好きで自分とどんな共通点があるのかを知りたがっている。
9.相手の話を聞く
最も重要なスキル。話すよりも聞くことに集中する。
10.話を短くする
シンプルに短い話の方がわかりやすいし内容も十分伝わる。
これら10の方法は決して難しいものではありません。誰でも簡単にできる会話の基本です。基本ではありますが、実際できている人は少ないとCeleste Headleeは言います。
あなたはどれができていましたか?読んでみてドキッとした項目はありましたか?自分の会話のクセには気づきにくいものですが、今回紹介した10の方法を一度振り返ってみることで今よりも良いコミュニケーションができるでしょう。
良い会話はミニスカートのようなもの
10の方法の10個目、話を短くする項目にて「良い会話はミニスカートのようなものだ」というたとえ話が紹介されました。
“ A good conversation is like a miniskirt; short enough to retain interest, but long enough to cover the subject.
『良い会話はミニスカートのようなものだ。関心を保つには十分短いが、対象を覆うには十分な長さがある。』
ミニスカートは、短いことで人が注目するし、短くても下着を覆うという機能を十分果たしています。
だらだらと長い話より、短い話の方が人は興味をもってくれるし内容を十分伝えることができるという見た目と機能の2つを会話に結びつけた上手いたとえ話です。シンプルで分かりやすくて、とても洗練されています。
これを参考にして「AでもB」というように、Aと対称的な要素をBとしてアイデアを考えると、ひと捻りした面白いたとえ話をつくることができます。
たとえば「小さくても**だ」という要素でたとえてみると、
・小さくても十分雨をしのげるモノ → 折りたたみ傘
・小さくてもすごい記憶容量 → マイクロチップ
・小さくても大きな一歩 → 人類月面初上陸
などを考えることができます。他にも、
・狭いけど広いもの → 地球
・遠いけど近いもの → テレビ電話
・軽いけど重いもの → ペロリと食べたケーキのカロリー
など、バリエーションを広げることができます。2つの要素を満たす必要があるため、アイデアを結びつけるのが難しいですが、ピタッと当てはまるたとえ話を考えることができれば、相手に伝える時に大きなインパクトを生むことができるでしょう。
まとめ
・会話を良くする10の方法を意識して「人」と会話しよう
・わかりやすい会話はミニスカートでたとえよう
・2つの要素を結びつけたたとえ話を考えてみよう
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
Photo by EmilySalazar via flickr
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ミニスカートは、短いことで人が注目するし、短くても下着を覆うという機能を十分果たしています。
だらだらと長い話より、短い話の方が人は興味をもってくれるし内容を十分伝えることができるという見た目と機能の2つを会話に結びつけた上手いたとえ話です。シンプルで分かりやすくて、とても洗練されています。
これを参考にして「AでもB」というように、Aと対称的な要素をBとしてアイデアを考えると、ひと捻りした面白いたとえ話をつくることができます。
たとえば「小さくても**だ」という要素でたとえてみると、
・小さくても十分雨をしのげるモノ → 折りたたみ傘
・小さくてもすごい記憶容量 → マイクロチップ
・小さくても大きな一歩 → 人類月面初上陸
などを考えることができます。他にも、
・狭いけど広いもの → 地球
・遠いけど近いもの → テレビ電話
・軽いけど重いもの → ペロリと食べたケーキのカロリー
など、バリエーションを広げることができます。2つの要素を満たす必要があるため、アイデアを結びつけるのが難しいですが、ピタッと当てはまるたとえ話を考えることができれば、相手に伝える時に大きなインパクトを生むことができるでしょう。
まとめ
・会話を良くする10の方法を意識して「人」と会話しよう
・わかりやすい会話はミニスカートでたとえよう
・2つの要素を結びつけたたとえ話を考えてみよう
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
Photo by EmilySalazar via flickr
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