あなたは気づいてますか?当たり前にあると思っているものが少しずつ無くなっていることに。もしくは当たり前にあると思っているものが突然なくなることに。
世界的ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン 著、扶桑社)を読んだことがある方は多いでしょう。
本書は「チーズ」が当たり前にずっとあるものと思っている2人の小人と、チーズが減っている変化を察知した2匹のネズミが迷路の中をチーズ探しに奮闘する寓話(たとえ話)です。変化に気づく者、気づかない者、それぞれどのような結末を迎えるのか注目の作品です。
現代では何が起こるかわかりません。経済も、資源も、人間関係も、健康も、いつどのように変化するかわかりません。
僕は変化に疎いのですが、人の変化に対する覚悟と準備はしています。
今回は本書を読んで改めて感じた、僕が人の変化に対して意識している「あなたが今日死ぬと思って接している」たとえ話と「誕生日を利用して身近な人に感謝する」の、2つの習慣を紹介します。
決してネガティブなものではなく、変化に対する覚悟と感謝をするための心構えです。
僕が心がけている、後悔しない、感謝する習慣
僕はものごとの「変化」を感じ取ることは苦手です。なので、いつ変化してもいいように覚悟をして人と接するようにしています。そのためにしていることは
・この人は今日死ぬと思って接する
・自分の誕生日の数字を見たら感謝する
の2つです。それぞれ紹介します。
この人は今日死ぬと思って接する
世の中は何が起こるかわかりません。いつもいる親が急に倒れた、友人が交通事故に合った、なんて話は良く聞きますね。
極端ではありません。誰にでも起こりうる突然の変化です。
そのとき、「伝えたかったこと」「何かをできずに後悔すること」を僕はしたくありません。だから、日頃から人と接する時には「この人は今日死ぬ」と思って必ず「ありがとう」を伝えます。もし自分に非があるなら必ず「ごめんね」と素直に伝えます。
その人に伝えそびれて後悔したくないから、いつも感謝しながらあなたと接したいんです。僕はそれだけ弱い人間なので、その人の変化に準備と覚悟をしておきたいんです。
自分の誕生日の数字を見たら感謝する
僕の誕生日は4月27日です。この「427」の数列を見たら必ず家族と僕の周りの人に感謝するようにしています。
「お父さん、お母さん、弟、モコ(愛犬)、大切なパートナー、そしてその周りの人々、いつもありがとう」と。
これも少し異質で宗教的だと思われるかもしれませんが、感謝の気持ちを忘れないために僕が大切に続けている習慣です。社会人になってから始めたと思います。
ちなみに意識して数字を見つけているのではなく、偶然見た数字が「427」になってるんです。
当たり前にある日常に感謝して、自分の誕生日にも感謝できる、僕はこの偶然の習慣がとても気に入っています。
変化に敏感になり、変化に慣れて、変化を覚悟する
今に満足しているから意見は無い。今に満足しているからしたいことは特に無い。今と同じままでいい。
この発想は非常に危険です。
本書を読むとわかりますが、変化に慣れておかないと痛いめを見ます。僕たちは居心地のいいコンフォートゾーンから離れたがりませんが、現代では変化しないことの方がリスクとなります。
急速に変わり続ける現代に適応するには、変化することを常識ととらえる習慣を少しずつ身につける必要があります。
あなたはどんな習慣を持っていますか?
今を維持するための習慣ですか?
変化に対応するための習慣ですか?
是非本書を読んで、変化するための考え方や習慣を見つめ直してみてはいかがでしょうか。本当に今必要なものに気づける、学び多い一冊でした。
(僕はもっと早くに読んでおくべきでした・・・。)
まとめ
・人の変化を覚悟するために、日頃から伝えるべきことは伝える
・誕生日の数列を見つけたら、感謝してみる
・変化しないことはリスク。変化への習慣を身につけよう
ちなみに僕は、横浜の日産グローバル本社ギャラリーのカフェでこの記事を執筆しているのですが、僕の後ろでは矢沢永吉さん(日産のCM)が言ってます。
「2種類の人間がいる。やりたいことをやっちゃう人と、やらない人」
「やりたいことをやっちゃう人生の方が、間違いなく面白い」
「あんたどうする?」
・・・かっけぇ!
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
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