こんにちは、ヒデヨシです。
人生は人と人のつながりでできています。
私たち一人ひとりの力は小さいものですが、人の力を借りることによって自身の持つ以上の力を出すことも可能です。そのためにも人脈は広げたいものですね。
しかし、ここには一つ大きな落とし穴があります。
人脈とは、相手から何かをしてもらうことではなく、相手に何かをすることで得られるものだからです。
“ おもてなし人脈術の大前提にあるのは、「人付き合いはギブアンドテイクではない」という事実です。相手から何かを与えてもらえると期待することがそもそも間違いで、人とつき合うということは、自分が相手に貢献し続けることなのです。
(P.23)
そう語るのは『執事に学ぶ 極上の人脈』(新井直之 著、きずな出版)の著者です。
本書の著者は「執事」サービスを提供するバトラー&コンシェルジュ株式会社の代表取締役社長。保有資産50億円以上、年収5億円以上の大富豪をメインの顧客としており、今までに人脈ゼロの状態から100人以上にサービスを提供しているエリート執事の育成・派遣会社を運営しています。
大富豪の行動を間近で観察してきた著者ですが、大富豪が人脈を作るときの共通の特徴に気がつきました。それは「広すぎる人脈」をもたないことです。
著者はこれを「畑しごと」のようなものと分かりやすくたとえて説明してくれています。
今回は、本書の第3章「人脈作りには「落とし穴」がございます」より、人脈を広げる際の注意点と、相手とより深い関係になるためのコツを学びましたので紹介します。
人脈づくりは「畑しごと」のようなものでございます
著者は人脈作りの難しさを畑しごとにたとえてこう表現しています。
“ たとえれば畑と一緒で、良い作物が育つまでには、まず種をまいて、水をやり、肥料をあげていく。枯れさせてもいけないし、あげ過ぎてもちゃんと成育しないので、ちょうどいい塩梅(あんばい)になるような加減も必要です。
これを、ずっと繰り返していかなくてはならないということです。しかも、せっせと水やりしても、きちんと芽が出てくるかどうかもわかりません。
そんな長い闘いなので、人脈を広げ過ぎてしまうと、肥料をあげたり、水をやったりする世話が行き届かなくなってしまいます。
つまり、広げるよりも、「自分で維持できる広さを保つ」ことが大切なのです。「広げ過ぎてしまった」と感じている人は、自分はどこまで広げるべきか、一度見直した方がいいでしょう。
(P.138)
ここでいう水や肥料とは、電話やメール、手紙できちんとコンタクトを取っていくこと、あるいは、自分が相手の価値になるようなことをときどき提供していくということです。
「人脈づくりはこちらから相手への貢献の継続である」と冒頭に述べていますが、あまりにも広い人脈を持ってしまうと全員に手が回らなくなってしまいます。
それだけ人脈、人とのつながりのクオリティを保つのは難しいということです。
あなた様は「広すぎる人脈」をお持ちでございますか?
あなたは「広すぎる人脈」に翻弄されていませんか?
深くおもてなしの心をもっておつきあいができる相手は何人までなのか、まず自分で確かめてみるとよいでしょう。
そして、イベントやセミナーでは名刺交換を積極的に行ってしまいがちですが、名刺をばらまく行為は控えて、ターゲットを絞った名刺交換を心がけた方がよいと著者は言います。
また、名刺は多くても30枚ほどに管理している大富豪もいるようです。前述のとおり、人脈が広すぎると責任を持っておつき合いできないからです。名刺交換でそれ以上増えてしまったら、随時名刺を入れ替えてしまいます。
もちろん、漏れてしまった人を大切にしないというわけではなく、今の自分にとって特に深くおつきあいしたい人を絞っておくということです。
昔からのつながりを大切にしてくださいませ
私にも、飲み会の幹事をしてくれる、旅行を企画してくれる、イベントを企画してくれるなど、人のつながりを大切にしてくれる大切な友人がいます。私は彼らを尊敬しており、今も親しくおつきあいさせていただいています。
「人に与えることができる人は人から多くを得る」とよく耳にしますが、与えるというのは小さいことでもかまいません。小さな食事会でもいいですし、友人のための誕生日パーティでもいいのです。
その小さな積み重ねが人と人のつながりを強めます。
もしあなたの周りに人をつなげてくれる友人がいるならその人物を大切にしましょう。
そして、自分が貢献できることは何かあるかを探し提供しましょう。
それが人脈作りのコツなのです。
まとめ
・人脈づくりは畑しごとのようなもの
・広すぎる人脈を整理しよう
・昔からのつながりを大切にして、自分が貢献できることを探そう
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒデヨシ
【たとえ話が上手くなるサイト】
PARABLE ANTENNA
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