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2015年6月22日月曜日

空気の傘「ウルトラ・エバー・ドライ」が梅雨に欲しい!|TED|Mark Shaw|

Photo by TED Conference via flickr
こんにちは、ヒデヨシです。

梅雨・・・ですね。じめじめした日が続き、友人の髪の毛の丸まり具合を見て「ああ、今日も湿度が高いな。」とちょっぴり憂鬱な気持ちに浸る今日このごろ。


雨が降るのは仕方ないけど濡れるのは避けたい!なんとか濡れないようにする良い方法はないかとネットを調べていたところ、TEDカンファレンスに面白い動画を見つけました。水をいっさい通さない超撥水コーティング「ウルトラ・エバー・ドライ」についてのデモンストレーションです。


数々のデモを見せてくれるのは有害廃棄物や放射性廃棄物を封じ込める研究をしている Mark Shaw(マーク・ショー)氏。雨水をかけられても、泥水をかけられても、濃厚なペンキをかけられても、何でもはじいてきれいなまま!そんなウルトラ・エバー・ドライの凄さと有用性を私たちに披露してくれます。


今回はMark ShawのTEDカンファレンスから、水や汚れを気持ちよくはじき飛ばす超撥水のデモを見て梅雨の憂鬱な気分を吹き飛ばしましょう!5分半の短いスピーチなのでスキマ時間にどうぞ。




スピーカー:Mark Shaw(マーク・ショー)
タイトル :One very dry demo「とてもドライなデモ」


何でもはじくウルトラ・エバー・ドライは空気の傘



雨上がりの朝、葉っぱの上を水玉が滑り落ちるさわやかな光景をあなたも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。水が「玉のような状態」になることは水をはじく撥水の重要な要素です。





水をはじく撥水性は液体と物体との接触角により決まります。物体の接触角が小さいと液体はべちゃっと広がり、接触角が大きくなるほど液体は球体に近づきます。ウルトラ・エバー・ドライはモノの表面をナノレベルの小さな粒子で覆い、非常に大きな接触角(水玉)をつくりだす超撥水コーティングです。


ナノ粒子で覆われた表面には何億という凸凹の隙間が存在し、その隙間にはたくさんの空気の分子も吸着されるためコーティングされた表面は薄い空気の層に覆われます。

Mark Shawはこのウルトラ・エバー・ドライによるコーティングを空気の傘が広がっているようなものとたとえます。無数の小さな空気の傘に包まれて、様々な液体をはじいてコロコロと滑り落としてしまうのです。


この技術は幅広く応用することができます。防水はもちろん、水を寄せ付けないので凍らせたくないものや、汚したくないもの、腐食させたくないもの、抗菌したいものにも使うことができます。

たとえば雨の日は滑りやすいので、マンホールなど滑りやすいものをコーティングして防水してくれればお年寄りも安心して歩けます。高い耐環境性の性質を簡単に付与できるので、一般的なものでもアイデア一つで付加価値をつけることができそうですね。


動画では普通の水から泥水、最後には真っ赤なペンキまで気持ちよく・・・はじいてしまう空気の傘のデモンストレーション、見ててちょっぴり気持ちよくなりますよ!梅雨の憂鬱な日に5分半見てみてはいかがでしょうか。


以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。



ヒデヨシ


(参考)
・ULTRA TECH INTERNATIONAL(http://www.spillcontainment.com/ever-dry


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