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2014年9月18日木曜日

ソニーが革新を取り戻すために、小泉今日子式「変化」に学ぶ

photo credit: hannah sheffield via photopin cc
こんにちは、ヒデヨシです。


2014年9月17日、ソニーは2015年3月期の当期純利益予想を500億円の赤字から2300億円の赤字へと大幅に下方修正しました。スマートフォン部門の業績が芳しくないことが大きな要因となっています。


リストラなどで構造改革を進めていますが、古い大企業を輝いていた時代の姿へ変えるにはまだまだ時間と力が必要なようです。


ボストンコンサルティンググループなどを経て2007年から経営共創基盤のCEOを務める冨山和彦氏はソニーが変わることができない理由は、技術力の乏しさではなく組織の壁に阻まれて革新的な製品を生むことができていないからだと言います。



iPodのような革新的な製品は、個々の境界を超えた先にある。「iPodは家電部門と音楽部門、どっちが手掛ける仕事か?」「グループ会社のコンテンツを優先的に配信するべきか?」なんて調整をしていては、会社を帰る製品や力は生み出せません。結果、利益を生み出せなくなり、企業は「老化」していきます。



革新的な製品やサービスはいつの時代も小さくて若い活気のある会社から生まれます。Facebook(フェイスブック)やevernote(エバーノート)などは良い例ですね。


企業として成熟し「大人」になったソニーに第2のウォークマンを期待するのは、40代後半を越えたキョンキョン(小泉今日子)に「アイドルで居続けて」とお願いするようなものでナンセンスだと冨山氏はたとえています。


しかし、トヨタの「カイゼン方式」のように今の悪い部分をを改善し続けていくことで出せる力もあります。そして成熟した企業にはノウハウが蓄積され、豊富な人財もそろっています。あとは組織の高い壁をどうするかです。



キョンキョンがアイドルを脱皮して「アイドルのお母さん」を演じたように、企業も成熟した大人の変化をすればよいのです。



革新的な製品を取り戻すためには、キョンキョンがアイドルから母親へイメージチェンジしたように、自分自身のイメージをがらっと変える覚悟と挑戦が必要になるのでしょう。非常に苦しい状況に立たされているソニーですが、日本を代表するものづくりのトップ企業としてどのように変わっていくのか、これからも注目していきましょう。


まとめ



がらっとイメージを変えるためには、キョンキョン式「変化」でそれまでの自分を一新することも必要



キョンキョンこと小泉今日子さんは1980年代から歌を出せばヒットし、CMに起用すれば売れ、ドラマに出れば視聴率は高くなる人気のトップアイドルです。今まではアイドルとして輝かしい活躍をしていましたが、2013年のドラマ「あまちゃん」ではアイドルではなく娘をアイドルにする為に奮闘する母親役を演じ、新しい自分にチャレンジしました。

あまちゃんでのお母さん役は、アイドルとして成熟した小泉今日子さんだからこそできた新しいキャラクターです。これは視点を変えると、企業として成熟したソニーが新しい姿にチャレンジすることで「革新」を取り戻せる可能性を秘めているととらえることができます。


現代のドラマから一個人の変化、そして大企業が変わる為のたとえ話として「キョンキョン」で表現するとはとても面白いですね。身近なドラマならイメージ化も簡単にできますので、非常に勉強になります。


新しい一面にチャレンジすることをたとえる時はキョンキョン式「変化」。是非参考にさせていただきましょう。


以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。



ヒデヨシ



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本記事はAERA9月9日掲載『キョンキョン式「変化」でソニーを再び革新企業に』の記事を引用・参考にしています。

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